ユニーク家族 ここすけとふうこの共同作業

こだわり夫(ここすけ)と時々ずぼら妻(ふうこ)の30代夫婦、破天荒娘とおっとり娘のユニーク家族ブログ

HSC育児に奮闘する

我が家の長女はHSC気質

私がHSCという言葉に出会ったのは、長女が3才になる少し前のこと。
それまでずっと、育児に悩んできました。
同じく育児に悩むママたちに、この記事が届くといいな。

 

 

なぜいつも泣いてるの?

些細なことで急に泣きわめいたり、感情の起伏が激しい長女。
いつも振り回されて、近所のスーパーに納豆ひとつ買いにいくのもままならない。
気難しい彼女の育児にもうヘロヘロでした。

 

1才すぎて自我が出てきたころには、すっかり育児に心が折れてました。
「すっごく手がかかる・・・汗 これが世に聞くイヤイヤ期なの!?早っ!!!」
と思った記憶があります。

 

悩みはなんでもグーグル先生にききます。教えて先生!
「1才 イヤイヤ期」で検索しても、内容がなんかピンとこない。
この時期はなんでもイヤイヤになるよね~~~(ネットの声)
なんか違う。違う気がする。この大変さ、一過性のものなの?
私の微弱な母性が、これを否定している。

 

もしかして発達障害では?と思ったことも実は何度もあります。
発達障害について調べるも、これもなんか違う気がする。

 

こたえがわからない。うちの子の育児、なかなかしんどい。
世のお母さんたち、みんなこんなに悩んでるのかしら。
私の育て方が悪いのかな?
私の接し方が悪いのかな?
ずっと悩んできました。

 

HSCを知る

そして、ある日ついに出会いました。
HSC!
特徴を知って驚きました。まさに我が子!しっくりくる!
ずっと悩んでいたこたえはこれだったんだ!

HSCとは?

ひといちばい敏感な子(Highly Sensitive Child=HSC)のことです。
敏感さは生まれ持った気質であり、病気や障害とは異なります。
生まれもって敏感な気質を持つHSCは、5人に1人の割合でいるといわれています。

HSCについて有名なチェックリストがありますので紹介します。

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次の質問に、感じたままを答えてください。子どもについて、どちらかといえば当てはまる場合、あるいは、過去に多く当てはまっていた場合には「はい」、全く当てはまらないか、ほぼ当てはまらない場合には、「いいえ」と答えてください。

01 すぐにびっくりする
02 服の布地がチクチクしたり、靴下の縫い目や服のラベルが肌に当たったりするのを嫌がる
03 驚かされるのが苦手である
04 しつけは、強い罰よりも、優しい注意のほうが効果がある
05 親の心を読む
06 年齢の割りに難しい言葉を使う
07 いつもと違う臭いに気づく
08 ユーモアのセンスがある
09 直感力に優れている
10 興奮したあとはなかなか寝つけない
11 大きな変化にうまく適応できない
12 たくさんのことを質問する
13 服がぬれたり、砂がついたりすると、着替えたがる
14 完璧主義である
15 誰かがつらい思いをしていることに気づく
16 静かに遊ぶのを好む
17 考えさせられる深い質問をする
18 痛みに敏感である
19 うるさい場所を嫌がる
20 細かいこと(物の移動、人の外見の変化など)に気づく
21 石橋をたたいて渡る
22 人前で発表する時には、知っている人だけのほうがうまくいく
23 物事を深く考える


 13個以上に「はい」なら、お子さんはおそらくHSCでしょう。しかし、心理テストよりも、子どもを観察する親の感覚のほうが正確です。たとえ「はい」が1つか2つでも、その度合いが極端に高ければ、お子さんはHSCの可能性があります。

(『ひといちばい敏感な子 子どもたちは、パレットに並んだ絵の具のように、さまざまな個性を持っている』エレイン・N・アーロン著 明橋大二訳 1万年堂出版より)======================================
我が家の長女は14個当てはまりました。

 

 長女の敏感さの例

少し紹介しますね。

・足元の1匹の蟻に気付いてギャン泣き 
・湯船に浮かぶ1本の毛に驚いて大騒ぎ
・笑い声にびっくりして大泣き
・靴下のかかとが合わなくて何度もはきなおし、癇癪
・ジャンバーのジップはおへそまでしかあげられない、首回りがきついのが嫌
・ディズニー映画のオープニングシーン(お城の)で突然のギャン泣き
・スニーカーのマジックテープが気になって歩けない、癇癪
などなど。
日常生活の些細なことが急にギャンギャンへと繋がります。

特定のものへのこだわりも強いです。例えばテレビについて。
・あのバイクのシーンが見たいとか。
・あの三つ編みのとこが見たいとか。
・お姉さんがころんじゃうところ見たいとか。

えっ?ああ、あの映画の?
あのほんのちょこっとの、あのシーン?

それを延々と、何回何十回とリピートさせられます。
矢継ぎ早に続く要求。まったく手が離れない。
内心、イライラ・・・

すると、本当に敏感に察知します。
「ママ、おこってるし」と言って泣き出したり。
怒ってないよ~と笑顔を取り繕ってもだめで。難しいです。

 

まとめ

わたしはHSCを知れてよかったです。
「こういう気質の子がいるんだ。我が子はそうかもしれないな。」
分かれば、理解もできるし対策も立てられる。
もし知らなかったら、娘にずっと困惑していたと思うし、理解できなくて傷つけ続けてしまったと思います。
この子をよく見て、受け入れて、たくさん肯定してあげたいなと思います。
HSCについての勉強も続けていくぞ^^

 

 

おすすめ

HSCというワードは出てきませんが、子育てに悩む方にぜひおすすめの本です。
優しい文章で、疲れた心にスッと入ってきます。
わたしはこの本に救われました!
ぜひ読んでみてください。